2014年10月26日日曜日

リプレイスメンツとリチャード・リンクレーター。

再結成したリプレイスメンツが精力的に活動しているのがめでたいことと、
リンクレーターの新作が公開されることもあって、
ずいぶん前にmixiに書いた日記を再掲。

mixiを長らく放置してますが、多少の公共性のあるものは
備忘録的にこちらにサルベージしようかとも思います。

【2005年9月20日】

先日、『スクール・オブ・ロック』の 
リチャード・リンクレイター監督に電話取材した。 

実際には、新作『がんばれ!ベアーズ』の取材だったのだが、 
最後に、以前から個人的に気になっていたことを訊いてみた。 
えらくノリノリで話してくれたので、 
どうせ誌面にはのらないから、ここで多少修正しつつ採録。 

-『スクール・オブ・ロック』にジャック・ブラックが小学生たちにロックの歴史を教えるシーンがありますが、黒板に書かれたヒストリー・ツリーに、The Replacementsの名前がありましたよね? 

リンクレイター イエス! 

-僕的には大喜びだったんですが、日本でもアメリカでもロック史を代表するほど有名なバンドではないのでは……? 

リンクレイター うむむ。でもさ、彼らには熱狂的なファンがいっぱいいるよね! 実はあの黒板にはほかにもあまり知られていないバンドやミュージシャンの名前がたくさんあるんだ。The ReplacementsとPaul Westerberg(The Replacementsのフロントマン)は、僕自身が大好きだからどうしても書かずにはいられなかったんだよ(笑)。あのツリーを作るのは最高に楽しい作業だったなあ。なにせ監督だから誰であれ自分のお気に入りを書くことができたからね。 

-The Replacementsを“書かずにはいられなかった”だなんて本当に嬉しいです。 

リンクレイター こんなところでファン心を共有できて僕も嬉しいよ。そういえば知り合いがPaul Westerbergの友達でさ、彼に『スクール・オブ・ロック』を勧めてくれたんだよね。「面白いし、アンタのバンドの名前も出てくるから」って。それでPaul Westerbergも『スクール・オブ・ロック』を観てくれて、とても気に入ってくれたらしいんだ。もちろんお世辞かも知れないけどさ、映画を通じてWesterbergとコミュニケーションが取れるなんて最高にハッピーだったよ! 

とまあ、 
ファン以外にはどうでもいいやり取りでしょうが、 
キュメロン・クロウに次ぐMats&Westerbergファンの映画監督として、 
ここにリチャード・リンクレイターを認定したいと思います。


2014年9月13日、ミネアポリス/セントポールでのリプレイスメンツのライブ会場。地元感と芝の香りが気持ちいいローカルな球場でした。

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